あたいの家から疲れるまで歩いたところに
一番好きな場所があるのさ。
そこは高い木が生い茂る、ジメジメとした森の中。
妖精や妖怪が見え隠れしても、
違和感なくみえちまう場所。
その森をずっと歩いて行くとあるんだよ。
そこだけ木々がわかれて、晴れてる日には
木漏れ日が天国からのカーテンに見えるんだ。
朽ち果てた老木?と思いきや
違うんだよ・・・・・不発弾。
雨風に晒され、苔が生え、
腐葉した物がへばりつき・・・・
時間をかけてでも、自然に還ろうとするように
あちこち錆びて朽ち落ちて・・。
早く風化したがってるんだよ。
昔の技術の置き土産。
あたいは、その不発弾が大好きさ。
内部に溜まったまま、爆発しきれずにいる姿。
爆発、解放?
そんな物求めても手にしちゃいけないんだよ。
解放されたら、またそれを求めるだろう?
それじゃダメなのさ、
爆発前の状態が堪らなく好きなんだから。
不発弾は、あたいと同じ・・・。
ふふっ、あんたもだろ?
わかるだろう?
解き放たれない不自由の魅力
我慢という美徳
それが堪らなく好きなのさ
第6回オリジナル小説書いたよ トーナメントを
見つけて書いてみましたん。。

第6回オリジナル小説書いたよブログトーナメント
短編でもありませんね・・・
まっ、勘弁してくださいまし・・・
長いの書けるまで、もう少しかしらん??
え?ヒマそう?
(-"-)まさかそんな・・・・はずはないですよ・・・。
息抜きも必要なのでございます(^O^)